GoqooはkintoneのJavaScript/CSSカスタマイズを支援するフレームワークです。Node.js環境下で動作します。
webpackやBabelによるTypeScriptのトランスパイルやJS/CSSファイルのバンドル、webpack-dev-serverによるカスタマイズのプレビュー、AWS S3によるカスタマイズファイルの配備、簡易的なReact/Vue.jsテンプレートなどの機能を含みます。
$ npx goqoo new my-project
# プロンプトの選択肢はすべてデフォルトのままでEnter
? Project name › my-project
? Project description ›
? Frontend Framework …
❯ (None)
React
Vue
Goqooはカレントディレクトリに my-project
ディレクトリを作成し、Goqooの実行に必要なライブラリやファイルをインストールします。
作成されたディレクトリに移動して、一度gitコミットをしておきます。
$ cd my-project
$ git add .
$ git commit -m 'Initial commit'
$ npx goqoo generate app my-app
Goqooはプロジェクト内の src/apps
ディレクトリに my-app
エントリを作成し、kintoneカスタマイズのテンプレートファイルを展開します。
$ npx goqoo start
{ bundlerType: 'default', nodeEnv: 'development' }
{ mode: 'development' }
{ env: { WEBPACK_SERVE: true } }
{ 'my-app': 'https://localhost:59000/my-app.js' }
Goqooは src/apps
ディレクトリ内のJavaScriptファイルをビルド、ローカル開発サーバを起動してバンドルファイルをホストします。
コンソールに表示されたmy-app
のURLを、kintoneアプリのJavaScriptカスタマイズURLとして設定します。
「Hello, Goqoo on kintone!」とアラートが表示されれば、デプロイ成功です。
$ goqoo new <project-name>
カレントディレクトリにディレクトリ <project-name>
を作成し、プロジェクト名を <project-name>
に設定して、Goqooの実行に必要なライブラリやファイルをインストールします。
<project-name>
を省略した場合はカレントディレクトリをプロジェクト名とします。
# プロジェクトのルートディレクトリで実行
$ goqoo generate app <app-name>
新規アプリエントリ <app-name>
を作成し、JavaScriptカスタマイズのエントリポイントファイルを配置します。
# プロジェクトのルートディレクトリで実行
$ goqoo generate customize-view <exists-app-name> <customize-view-name>
既存アプリエントリ src/apps/<exists-app-name>
内に、カスタマイズビューのTS/CSS/HTMLファイルを作成します。
$ goqoo generate dts
kintoneアプリの型定義ファイルを作成します。@kintone/dts-genをラップして、複数アプリの型定義ファイルを一括作成します。
goqoo.config.js
内にアプリIDを列挙して、.env
にkintoneのログイン情報を設定しておく必要があります。
MIT